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フェイスブックの功罪

facebook

長い冬眠生活が終わり、すっかりご無沙汰してしまったブログに戻ってきました。
怠慢な私めをどうぞお許し下さい。

さて、先日、フェイスブックに届いたお友達リクエスト。
11年前に私が初めて手がけた、記念すべきウェディングの時のOさんご夫妻からでした。
わ~、まだ私のことを覚えていてくれて、私を探し出して下さったんだ~、、、と感慨ひとしお。

フェイスブックのいい所はやはり、音信不通になってしまった友人知人と再会できることでしょうか?
20年前にみのむしが幼稚園に通っていた時のママ友も私を見つけ出してくれました!

ところが、、、。


決して、よいことばかりではないのがフェイスブックの怖さ。

以前、私とパオパオがカメラマンとして活躍した(?)パオパオの従弟のウェディングを覚えていらっしゃるでしょうか?
当時のブログはこちら→ http://vacanzaitaliana.blog95.fc2.com/blog-entry-21.html

彼らが結婚したのが5月半ば。
な、なんと、翌年1月始めには別居してしまったんです~~~。

そして別居のきっかけは、、、、、





フェイスブック  でした。


ある時、彼女が旦那さんをフェイスブックのお友達から外してしまったんです。
おや?なんか変だな?と思った彼は、友人を通して調べたところ、彼女に別に男性がいたことが発覚!
フェイスブック上での書き込みを旦那さんに見られないようにお友達からはずしたことがわかりました!
(別にお友達から外さなくても、色々隠せる方法があったと思うんですけど)

その後は親戚中で大騒ぎになり、、、
二人が住んでいた家は彼女が居座り、パオパオのいとこはなぜか毎月生活費を彼女に払わなければならない羽目に!

涙にくれるパオパオのおばさん。
「最初からすべて計画していたんだわ、あの性悪女!」
怒りはおさまらないようです。

こうなったのもすべての発端はフェイスブック。
イギリスでは3分の1ぐらいの確率でフェイスブックが別居離婚の原因になっていると以前ニュースで聞いたことがありました。

フェイスブックの為に人生が変わってしまう?
でも、、、
パオパオと考えたんですが、フェイスブックのおかげで人生を台無しにしなかった、とも言えると。

もしパオパオのいとこが何も気がつかず、あのままずっとだまされ続けていたとしたら、もっと人生遠回りしてたと思うんです。
そういう意味でやはりフェイスブックは功績と罪過が共存していると思います。

Tag:ウェディング フェイスブック

12:12:31
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サルデニアの旅・その3

サルデニアの旅も4日目、旅のハイライトです。

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(写真:「美と自然を尊重しながらサルデニアを愛そう」、君はここOrgosoloにいるよ、という地図)

今回の旅を計画した時に絶対に訪れてみたいと思ったのがオルゴーゾロOrgosoloというヌオーロNuoro県にある町。サルデニア=エメラルド海岸、といういわゆる観光路線からは大きく外れ、ヌオーロ県はサルデニアの内陸部に位置しています。険しい地形、よそ者を寄せ付けないミステリアスな気質、ある意味、最もサルデニア色の強い地域と言われています。

海の家からは160キロ、片道約3時間の距離ですが、夜明けと共に出かけてみました。

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オルゴーゾロの町に入る山道のカーブにある岩です。
サルデニアにはムラーレスMularesといって、町や村の壁に描かれたアートを見かけることがあります。
単なる落書きとは違って、ムラーレスは元々、政治を批判・風刺する用途がありました。
そのムラーレスが一番多く描かれた町がオルゴーゾロです。
「ムラーレスの町オルゴーゾロにようこそ」という看板みたいな岩でしょうか。

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到着後、ムラーレスを見る前に私達が向かった先は、村の郊外にある山の中のレストラン、スープラモンテSupramonte(http://www.supramonte.it/、宿泊施設もあります)です。このレストランでは「羊飼いと一緒にランチPranzo con i Pastori」という一風変わったランチを提供しています。最初はランチ(一人23ユーロ)だけを予約しようとサイトを見ていたのですが、「羊飼いの案内でスープラモンテ地方の自然をジープで探検しよう!」というツアーがあることを発見!でも当初、予約は私達2人だけ。2人だけの場合、一人あたりの参加費が110ユーロもするというのですっかりあきらめていたんですが、前日になって他に2人の参加希望者が名乗りを上げたという電話が!おかげで一人55ユーロ(ランチ込)になったので、めでたく参加することができました。朝9時にツアー開始とのことだったので、6時前には海の家を出発、山の中の住所にナビが迷いながらなんとか9時に現地入りしたものの、レストラン近くに滞在しているという他の参加者カップルの方は30分遅れ。さすがイタリアンタイムです)。

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ガイドのピエトロPietroさん、立派な羊飼いです。
羊飼いと言っても羊だけでなく、豚や馬や他の動物も飼いならしています。
このジープで山の中の道なき道を走るんですが、傾斜40度ぐらいの凸凹の滑りやすい砂利道、首をガクンガクンさせながら、遊園地のアトラクションに乗ったぐらい冷や汗をかくことになります。

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スープラモンテの険しい風景です。
貧しく、放牧以外にこれと言って産業のなかったサルデニアでは、「誘拐」をビジネスにしていた時代がありました。1983年には有名宝石商ブルガリのアンナ夫人と子息ジョルジョ君がサルデニアの誘拐団に拉致される事件が起こっています。誘拐犯が身代金の支払いを急がせるために、ジョルジョ君の耳を切り落として送りつけてきたという残虐な手段に世の中は震撼しました。(身代金が支払われた後、二人は無事解放され、その後、ジョルジョ君の耳はパリの腕のいいお医者さんによって再びくっつけてもらったと聞いたことがあります。)

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(写真:ANSAより)

地元の者にしかわからないような秘密の洞穴などに人質を隠していたそうで、車やヘリコプターでは絶対に足を踏み入れることができない土地・・・ジープを降りて汗をかきながら歩き実感しました。

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ジープのトレッキングは4時間で終了。
出発地点のレストランに戻ってみると、すでに大勢の人達がランチに集まっていました。
野外で豪快にバーベキュー、サルデニア名物ポルチェッドゥPorceddu、豚の丸焼きです。

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この日は大型観光バス5台、中型バス2台、その他個人の車数台が停まっており、軽く200人ぐらいはランチに来ていました。テーブルはありません。木のベンチに各々腰かけて、お兄さん達が料理を配るのを待ちます。

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料理はすべて自家製、サラミ、チーズ、パンにサルデニアのDOCワイン、テッラコッタの器に注がれるカンノナーウCannonauです。
ワインは飲み放題なので、タダ酒には歯止めのきかないイギリス人観光客なんかが大挙して来たらレストランはつぶれるんじゃないか?とパオパオ(同感)。

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親豚、子豚、一列に並べられた料理の目玉、豚の丸焼きです。
サルデニアは羊が多いので、この他に羊の丸焼きも出てきます。

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串から降ろされた豚は、包丁でバンバンとカットされていきます。
ハーブなど香辛料を一切使わないというので、ワイルドな味なのかとおっかなびっくり食べてみましたが、本当に柔らかくジューシーな天然の味、おいしいです。

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食事が一息すると、羊飼いの人達によるエンターテイメントの始まりです。
真ん中の青いシャツの人は歯が痛いわけでも、鶴田浩二(←若い方々には???でしょうか?古い奴ですみません)の真似をしているわけでもありません。独特な旋律で魅力的なサルデニア民謡を皆でハモっているんです。

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最初は音楽を聴いていただけのお客さんも、次第に輪になって踊り始めました。
たらふく食べたランチを消化するにはもってこいです。料理はすべておかわり自由なので、大食漢の人にとっては23ユーロは安いくらいです。

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ランチの後は村に下りて、ムラーレス散策です。

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一般住宅、バールやレストラン、お土産屋さん、ガレージ、階段・・・町の至る所にムラーレスがあふれかえっています。予想外の数の多さにパオパオと驚きました(二人とも100枚以上、写真を撮っています)。

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先ほどムラーレスが政治風刺の用途があると述べましたが、資本主義と書かれた蛇に人間が締めつけられている絵です。

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こちらも痛烈に政治批判しています。
イタリア銀行Banca d'Italiaと書かれたコウノトリが、Mezzogiorno(南イタリアの通称)という風呂敷包みを運んでいますが、その包みからはお札がばらまかれ、政治家のポケットにしまわれる構図。南イタリアは政治家がマフィアなどと癒着して公共事業など税金がすべてムダ金に終わることが多いのですが、北イタリアだって北部同盟Lega Nordが政治資金を着服したり、ヴェネツィアのモーゼ計画に関わっていた政治家・企業が資金を水増し申告して差額を山分けしていたスキャンダルが出たり・・・悲しいかな、イタリア全土共通の光景です。

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一見、愛らしいムラーレス。
でも黒いショール姿の女性、かくれんぼをしているような女性、黒いショールの女の子・・・。
どこかミステリアスです。

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私がお気に入りのショットです。
サルデニアではご主人が亡くなると、未亡人は一生黒い服で過ごす風習が今でも受け継がれています。
都市部ではなかなか目にしませんが、村落に来ると、未だに喪服の女性達がいます。
このご婦人が通りかかった壁は奇遇にも「女性達よ、団結して立ち上がろう!」というスローガンでした。

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右の男性は映画「イル・ポスティーノIl Postino」に主演した今は亡き俳優、マッシモ・トロイージMassimo Troisiの似顔絵だとすぐわかります。詩の内容は:

人は魚と鳥になりたがる
蛇は羽を持ちたいと望む
犬は戸惑ったライオン
エンジニアは詩人になりたい
ハエはツバメを学び
詩人はハエを真似しようとする
でも猫は猫でありたいのだ

結局、自分らしさが一番ってことでしょうか?

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不思議な国に迷い込んだような壁画の町、オルゴーゾロ。
ムラーレスにご興味のある方は、サルデニア全土に広がるムラーレスを掲載した下記のリンクをのぞいてみて下さいね。

http://www.muralesinsardegna.net/
11:34:09
10

アールグレイのジェラート

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夏でなくても一年中ジェラートがおいしいイタリア。
私の定番はヘーゼルナッツNocciola味、パオパオはメレンゲ、チョコミント、それからフルーツ系のシャーベットが大好き。
近くにおいしいジェラート屋さんがあるのでよく持ち帰り用を買ってきて冷凍庫に入れているのですが、食いしん坊のパオパオにかかってはあっという間に空っぽに・・・。0,5リットル入りの容器が8ユーロ、もっとチビチビと食べてもらいたいのが本音。

この夏、日本でとってもおいしいアールグレー味のジェラートを食べたのですが、イタリアではまずお目にかからないテースト。それもそのはず、カフェ命のこの国では紅茶文化は存在しないといっていいほどで、バールなどで紅茶を頼むと、「勝手に自分で入れて下さい」と言わんばかり、空のティーカップにティーバッグとお湯の入ったポットが出てくるだけなんです。

ゆえに紅茶味のジェラートなんて食べることはできないわけで、なければしかたない、自分で作ることにしました。

色々なレシピーがあると思いますが、今回使った材料は:

牛乳 0,5リットル
生クリーム 0,25リットル
砂糖 150~180g
卵黄 4つ
アールグレーのティーバッグ 4袋
(バニラビーンズ 1本、なくても可)


作り方です:
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①鍋で牛乳と半分の量の砂糖を温め、火を止めて、ティーバッグとバニラビーンズを10分以上浸しておきます。


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②卵黄に残りの砂糖を加え、かき混ぜます。

③ティーバッグとバニラビーンズを取り出した①の鍋に②を木べらでかき混ぜながら少しずつ加えます。その後、少しとろみがつくまで弱火で煮つめます(決して沸騰させず、卵が固まらないように木べらでかき回し続けます)。


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④ボールに③を濾して、生クリームを加え、冷蔵庫で冷やし、アイスクリームマシーン(写真)に入れて30分・・・。


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完成品です。
アールグレーの爽やかな香りととろけるような滑らかさです。
お毒味してくれたパオパオも「これなら、いつか僕の会社が倒産したらジェラート屋が開けるな」と言ってくれました。(おや? 会社が倒産したらトラック運転手として再就職するんじゃなかったの?)
自家製ジェラート、少し手間がかかってもマジにおいしいので、これにはまると、もうよそでは買えないほどです。

上のレシピーからティーバッグを除けば基本のバニラアイスができます。
紅茶の代わりにグラッパなどを入れても大人の味になっておいしいです。
今回使ったティーバッグはイギリス仕様なので少し量が多く濃い目、日本やイタリアのティーバッグであれば6袋ぐらいあった方がいいかもしれません。
みなさんも是非お試しを!
07:55:04
06

サルデニアの旅・その2

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サルデニアの旅の続編です。
今回の旅はサルデニア北~中部だけに範囲を絞ってみました。
サルデニアの州都カリアリCagliariのある南部辺りへはいつかまた機会があれば行きたいと思います。

サルデニア上陸二日目は、サルデニア北西に浮かぶ小さな島、アジナーラAsinara島までのエクスカージョンです。アジナーラ島は以前は凶悪犯を収容する刑務所のある島として名が知られていましたが、その刑務所も数年前に閉鎖され、今では無人島となり自然公園として保護されています。
アジナーラ島まではスティンティーノStintinoという町から観光ツアー用のボート(片道約30分)が出ています。出発時間10時頃、黒い雲が広がり、不安な天候です。

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ところが船に乗って10分もすると、空が晴れてきました。
スティンティーノの景勝地、ラ・ペローザLa Pelosaという砂浜が船上から遠くに見えます。

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アジナーラ島に到着する頃にはみごとな快晴。
ガイドのお姉さんが船着き場にお迎えにきていました。

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この汽車(実際は連結バス)で島を周ります。
この日帰りツアー、船+汽車+ガイド代金で大人一人45ユーロ、3歳以上の子供は30ユーロ、三歳未満はただです。島にはレストランがないので、ランチは各自サンドイッチやパニーノを持参します。

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さて最初に連れてこられたのが、フォルネッリFornelli刑務所跡です。

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若い世代の方はご存じないかもしれませんが、イタリアには「鉛色の年代Anni di piombo」といって1970年代に生々しいテロ活動があった時代がありました。その一連のテロ事件に関わった赤い旅団Brigata Rossaのメンバー達や、最近ではマフィアの大親分トト・リーナToto Riinaもここに収容されていたそうです。イタリア人にとってアジナーラと言えば、アメリカのアルカトラス、日本の網走、といった響きがあるようです。この手の犯罪事件が大好きなパオパオはキャーキャーと興奮しながら見学していました。

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約120年の刑務所の歴史のうち、ここから脱獄できた人は1人だけだそう。
記録によれば、受刑囚2人で脱獄を試みたものの、うち一人は捕まり、もう一人だけがゴムボート乗って逃げおおせたらしいです。スティーブ・マックイーンとダスティ・ホフマンが出演した映画「パピオン」を思い出してしまいました。

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また汽車ぽっぽに乗って島を移動です。
青い海に囲まれ、受刑地というよりは楽園という雰囲気です。

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アジナーラという名前はアジノAsino(ロバ)に由縁していて、島のあちこちにロバや野生の馬の姿を見かけます。

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休憩に立ち寄った島にたった一つあるバールで、珍しい味のポテトチップスを見かけました。
サルデニアで有名なチーズはペコリーノPecorinoというヤギのチーズ。ペコリーノチーズ風味チップス、地方色豊かです。本土では見たことがないパッケージ、お味の方はそんなにチーズを感じさせない、言われなければ気づかない程度でした。

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海はどんどん青く、水色になってきます。
自然保護地域なのでリゾートホテルなどむろんどこにも建てられていません。

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またまた別の刑務所巡りです。
青と白の色調、刑務所=灰色の壁というイメージからはほど遠い建物です。

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こちらの刑務所には看守の人達の子弟が通う学校も併設されていました。

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独房の中を拝見。
たんすの影になって見えませんが、奥にはおトイレもあります。

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午後からはみんなのお待ちかね、ビーチ・タイムです。
美白命の日本人とは対照的にイタリア人は日焼け命の国民です。
ブロンズ色に日焼けした肌=ステータスシンボル、と思われていて、9月になっても日焼けしていないと、「今年はバカンスに行くお金もなかったのね」と思われるのが嫌で日焼けサロンに通ってでも肌を焼く、という人までいるくらいです。

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ところが、パオパオは日焼けをしようとすると炎症を起こして発熱や嘔吐までするタイプ。
いきなり焼いて肌が驚かないように、姪っ子達がSPF50+の日焼け止めを塗ってあげています。

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ビーチタイムが終われば、青い海を後にしてボートで帰路へ。
アジナーラ島へは一般の交通手段がないので、このツアーはお値打ち商品です。

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翌日、3日目はやはり北西に位置するアルゲーロAlgheroの町に出かけることにしました。
アルゲーロはスペインのバルセロナがあるカタラン地方の支配下だった為、小バルセロナというあだ名がついています。方言もイタリア語というよりはカタラン語にそっくりです。

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アルゲーロ郊外にあるカーポ・カッチャCapo Cacciaとう景勝地です。岬の中にある鍾乳洞へは波が強すぎて、この日は入ることができませんでした。

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アルゲーロの町並、海に沿って城壁が連なるプロムナードです。

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なるほど、バルセロナの旧市街に町の感じがとても似ています。

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お昼に入ったピッツェリアです。
サッサリからアルゲーロにかけてのサルデニアの北部地方は昔からジェノバとの交流が盛んで、食べ物にもその影響が出ています。チェーチCeci(ひよこ豆)を材料にした薄いピッツァのような食べ物、ジェノバではファリナータFarinataと呼ばれるのがここサルデニアではファイネFaine(写真の看板右に一年中ファイネあり、という表示)という名前で呼ばれます。基本的に夜食べるものなので、残念ながらこの日は注文ができませんでした。写真左側の看板に書かれているセアーダスSeadasもサルデニアのドルチェで、中にチーズを詰めたパイ生地を油で揚げて、はちみつをかけて食べます。

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町の中心にあるサン・ミケーレ教会の屋根、北イタリアでは見ることがないカラフルな色彩です。
これから旅は中盤に入ります。
ではまた~!
15:27:18
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サルデニアの旅・その1

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今年の夏のバカンスは実に24年ぶりにサルデニアSardegna(地図の赤色の部分)へ行ってきました。
ヴェネトからだと飛行機で飛び、一昨年のシチリア旅行のように現地でレンタカーという手もあるんですが、今回はトスカーナ州の港町リヴォルノLivornoまで車で行き、フェリーで車ごとオルビアOlbiaまで渡るプラン。パオパオにとっては初めてのサルデニアです!

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通常、私達のバカンスは「周遊型」であちこちの町に移動しながら違う宿に泊まるケースが多いのですが、今回は一か所の宿に一週間泊まり続けるという変則パターン。なぜかというと、みのむしのおじいちゃん・おばあちゃんはもともとサルデニアの出身。今は亡き二人は秋~春まではローマで暮らし、6~9月は渡り鳥のように故郷サルデニアの海の家で暮らしていました。今年のバカンスは安いバジェットで済ませる為にサルデニアの海の家を1週間借りることにしたんです。まったくのただ、ではあまりにも虫がいいので、電気・ガス・水道やお掃除代などの実費にプラスαを払いましたが、現地で合流するパオパオの妹家族と折半なので例年に比べるとかなりの節約です。海の家はサッサリSassariというサルデニア第2の都市から車で北に約30分。同じ北海岸でも超高級リゾート地のエメラルド海岸Costa Smeraldaとは大違いの素朴な地域です。

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フェリーの出航時刻は夜の23:50、車で乗り込む乗客のチェックインはその90分前までです。
フェリーの食事は高くてまずいだろうから、船に乗る前にリヴォルノで腹ごしらえです。リヴォルノはしょぼい港町という風情で、これといった見どころはありませんが町の真ん中にお堀があり、カヌーの練習風景が見られました。

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お堀の近くにあるトラットリア、Al Giro di Boa(Scali delle Cantine, 90 Livorno)でディナーをとることにしました。私のオーダーは贅沢なほどにふりかけられたウニとボンゴレのパスタです。どうみてもパスタと具の比率があっていません。贅沢な文句ですが、もう少し繊細な味の方がよかったんでは?という感想。

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リヴォルノの名物料理はリヴォルノ風カチュッコCacciucco alla Livornese、魚のスープです。
こちらは残念なことにとっても塩辛かったんです。。。
たまたまこちらのお店がこういう味付けなのか、はたまたリヴォルノの人達の味覚がこうなのか、わかりませんが。。。魚のスープは今では私の得意料理のひとつ、パオパオも「君のスープの方が何百倍もうまいね」と驚きをかくせませんでした。大量にお残ししたので、お店の人も気遣ってくれたのですが、本当のことは言えずお店を出ました。

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私達を運んでくれるフェリーはMoby。Looney Tonesとキャラクター契約をしているので、船体や船の内装にBugs BunnyやTweetyなどのイラストが描かれています。

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船には個別のキャビン船室があり、ほとんどの乗客はベッドで横になっての移動ですが、私達は行きは節約して椅子Poltronaだけを予約しました。私達のようなビンボー組はこのように床で寝ていくことになります。

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背中が痛くて目が覚めると、窓ガラス越しに朝日が昇り始めていました。

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オルビア港から約2時間、懐かしいおじいちゃん・おばあちゃんの海の家に到着です。
家の壁にはブーゲンビリアが蔦っていて、24年前とほとんど変わっていません。
寝室が5部屋、バストイレが3つ、リビングが2つ、キッチンが1つ、ですが、1960年代に建てられた物件なので、家のあちこちにガタがきています。

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ベッドルームもこのとおり、いたってシンプル。ホテルとは違って何もありません。

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海側に面した庭です。白いベンチによく腰掛けて海を見ていたおじいちゃん・おばあちゃんの姿が思い浮かんできました。

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ベッドルームの窓からは水平線だけ。時折、沖に船が通るのが見えます。
波の音のせいで、眠気が押し寄せてきます。

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とりあえず到着日、あまり遠出をせずにリラックスということで、13キロ先にある海辺の町カステルサルドCastelsardoに出かけることにしました。サルデニアのガイドブックには必ずと言っていいほど登場する風光明媚な町です。カステルサルドという名前を訳せば、サルデニアの城。町のてっぺんには古いお城の跡があります。

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町に行く途中にあるRoccia Elefante(象の岩)です。

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カステルサルドの主な産業はサンゴ、町のあちこちにサンゴのアクセサリーを売る店が見かけられます。
東洋人が好む真紅のサンゴも驚くほど安い値段で手に入ります。

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もう一つの名産はカステルサルド編みの籠製品。
古くから伝わる伝統工芸で、城壁の中にある編み籠のミュージアムMuseo dell'Intreccio Mediterraneoにも行ってみました。

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人気のない路地裏も雰囲気がある町です。

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町のてっぺんにあるお城まで上ると地中海ブルーとカモメ。

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オレンジ色の屋根に夕焼けがかかり始めた頃、お腹が空いてきました。
表通りの目立つ店を避けて、裏通りの目立たないピッツェリアに入ることにしました。

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お店の名前はマリア・ジュゼッパLa Trattoria Da Maria Giuseppa(Via Colombo, 6 Castelsardo)、早い・安い・美味い、三拍子そろったお店でした。写真は紫玉ねぎ・スパイシーサラミ・卵という組み合わせ。ピッツァの焼き方に関しては今回サルデニアの旅で食べた中では文句なくナンバーワンでした(他のところもレベル高かったんですが)!後ろに見えるビールはサルデニアのビール、イクヌーザIchnusa、今回の旅でずっとおつきあいしました。

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ピッツェリアを出ると夜の闇に浮かんでいたカステルサルドの町。
ずっと見ていても飽きない景観でした。

サルデニアの旅は続きます・・・。

Tag:イタリア みのむし サルデニア

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