2017-04-23 13:09 | カテゴリ:viaggio・旅
ジャンル:海外情報 テーマ:イタリア生活
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自分が14年住んだローマへ「観光に出かける」というのは、やっぱり不思議な感覚です。

先週のイースター休暇を利用して、パオパオ、そしてパオパオの両親を連れてローマへ3泊4日の旅に出かけてきました。
パオパオはこれまで仕事が忙しいという理由で両親と旅行をしたことがありません。
最後の家族旅行はパオパオがまだ高校生だった頃、夏休みに海辺の町に行った時にさかのぼるそうです。

私の両親は他界してしまいましたが、、パオパオの両親はまだ元気です。
でも親というのは残念なことにいつまでも元気ではないのです。
まだ元気に歩けるうちに、少しでも親孝行をしてほしい、思い出づくりをしてほしい、そうでないといつか愛する人達がいなくなってからでは本当に遅い、、、ローマ旅行、そういう思いを込めてパオパオの背中を押しました。

今回の旅は車での移動です。電車のタリフも調べてみましたが、4人となるとやはり車の方が割安になりました。
ヴェネトを朝6時半出発、途中サービスエリアで休憩して、12時半には順調にホテルに到着。
車をホテルの駐車場に置いて、ホテルから徒歩5分の最寄り駅マルコーニMarconiからカヴールCavourまで10分ちょっと地下鉄で移動。
ランチは日本でも近年すっかり有名店になったオステリア・ラ・カルボナーラOsteria La Carbonara(www.http://lacaarbonara.it)を予約済みです。

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ここでいつも頼むアンティパスト、カルチョーフィ・アラ・ジュディアcarciiofi alla giudia(カルチョーフィのフライ)です。
でも、気のせいか、いつもよりはなんだか感動に欠ける。。。もっとおいしかったような気が。w(゚o゚)w
本来、外側の部分も食べてしまうんですが、たぶん揚げ過ぎで、今日はお残ししてしまいました。

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気を取り直して、パスタ。私とパオパオは定番カルボナーラ、お母さん達はアマトリチャーナを注文。
、、、と、ここでもレベルの低下に気づいてしまいました。カルボナーラ、全然アルデンテでない、、、これはちょっとショックでした。
こちらのオステリア、昔はもっとおいしかったんですが、ガイドブックに載っちゃったから手抜きになってしまったんでしょうか?
とっても残念です~~~ (T_T)

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テーブルマットは各国語で「ありがとう」と書かれていますが、、、
日本語のありがとうは見つからず、「感謝」という言葉となぜか「ございましたGozaimashita」???

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昼食後のプログラムはカロリー消化の為の散歩です。
ナツィオナーレ通りを渡って、クイリナーレの丘からトレビの泉まで下りてきました。
たまに真っ裸で泉に飛び込む外国人観光客が出没しますが(450ユーロの罰金だそうです)、この日はいませんでした。
パオパオの両親はコインを投げて、ローマ再訪を泉にお願いしていました。
最後にローマに来たのは50年前だそうで、「次に来るのは50年先よ}と笑っていました。

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その後、パンテオンへ向かう道、途中にローマショップの前を通過。
私一人だったら中に入って、チームのシャツとかマスコット人形とかガンガン買い物してしまうところですが、今日は素通りです。

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パンテオン前は入場を待つ長い列ができていました。
よって入場はせず、スルー。
歩き続けます。
まだ4月の半ばだというのに、日焼けしそうな暑さです。

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ナヴォナ広場、いつも大道芸人の人達でいっぱいです。

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お天気がよいので、大胆にお昼寝している人もいます。 子守りに疲れたお父さんでしょうか?

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たくさんの絵描きさんがいる中、この方は実物より美しく描くテクニックをお持ちのようでひときわ人だかりができていました。☆

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みのむしが幼虫だった頃、よくこの広場に連れてきて、時間が経つのを忘れて手品師のおじさんを見ていたものです。
あの頃にもう戻ることができない切なさを感じます。。。

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カンポ・ディ・フィオーリ、移民の多いご時世を反映して、お花屋さんの屋台の人もインド系の人です。

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壁に「Ultras Roma(サッカー・ローマチームの筋金入りファン)」の落書きを見つけると思わず微笑みが出ます。

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歩き疲れたので、ディナーはホテルすぐ裏のLo Convento(http://ristoranteloconvento.com)という名前のレストラン・ピッツェリアへ(なぜ定冠詞が”Il”ではなく、”Lo”なのか?)。
食べに来ているお客さんは皆地元ローマの人ばかり、レストランの位置がホテルからは死角になっているうえ、決して一人では歩きたくない暗い細い夜道とトンネルを抜けてこなければならないので、ホテルの宿泊客にはこのレストランがあることすら気づかれないようです。コンヴェント=修道院という名前にちなんで、このレストランのスタッフはほぼ全員がカップチーノ派の修道僧服を着ています。でも本物の修道僧はタトゥーはしていないでしょうね。。。

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会計のフランチェスコ修道僧はなかなかのイケメンです。

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電話ボックスもよく見ると、懺悔ボックスを再利用しています!
ついでに、グレゴリオ聖歌をBGMに流していればよかったのに、と思いました。

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お昼はパスタだったので、夜はピツァにしました。
私が頼んだのはカラブリア風ピツァ、ndujaンドゥイアという唐辛子とサラミのペーストが散りばめられていてとってもスパイシー。
ローマのピツァは大きく見えても紙のように薄く、食後、胃にもたれるということがなくてありがたいっ!

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私達の宿泊ホテルは限りなく3つ星に近い4つ星ホテル、ホテル・アレア Hotel Area(http://hotelarearoma.it)です。
広いお庭に囲まれていて朝は小鳥の鳴き声で目が覚めるリラックス感がありますが、すぐ横に幼稚園から高校までのミッション系スクールがあり、学校がある日の朝はもっとうるさいのかもしれません。
何と言っても駐車場がタダで、室料も安く(イースターのハイシーズンでもツインが70ユーロぐらい)、地下鉄の駅に近いのでこちらを選択したのですが、シャワーボックスがとっても小さくて、ちょっぴり太めのパオパオのお母さんはシャワーの中に入ることができず(!)、もっと広いシャワーボックスがあるお部屋に変えて頂きました。(゚△゚;ノ)ノ

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朝食は卵料理やソーセージなどもありましたが、それらに手を出すのは外国人だけです。
イタリア人の朝食はクロアッサンやタルトなど”甘い味”とカフェが基本で、塩味のお皿はまず食べません。

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2日目朝、ホテル近くの停留所まで歩き、公共バスでサンタンジェロ城に着きました。

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テベレ川の風景、癒されます~。時を忘れてずっと見つめていたくなります。

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バチカン前はイースター時期のテロを警戒して、厳重体制です。
実は私たちは「列に並ばずサンピエトロ大聖堂へ入場、ガイド付きツアー」という切符をネットで事前購入し、万全を期していたのですが。。。
そこはさすが、イタリア
結局、1時間以上並ばされ、ようやく入場してみると、ガイドはもう遅いから手配不可、オーディオガイドなら無料、という恐ろしい内容。。。アメリカ人のおじさんが「俺の金返せ~!!! I WANT MY MONEY BACK!!!」と大絶叫していました。
私たちは返金手続きを申し込んだところで、イタリアのこと、お金を返してもらえる保証もないと判断し、しぶしぶオーディオガイドを聞きながらそそくさと見学して外に出ました。手配先はTripadvisor経由で予約したViatorという会社なのですが、他の人達に私たちの不幸が繰り返されないことを祈るのみです。(*`へ´*)

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バチカン付近はツーリストメニューなどを出しているしょぼいレストランが多く、このホリデーシーズンの観光客数ではランチも予約しておいた方がよいと思い、バチカン広場から徒歩5分ぐらいの所にあるダ・ロモロ・アッラ・モーレ・アドリアーナDa Romolo alla Mole Adriana(http://daromoloallamoleadriana.it)を押さえていました。私のパスタは今日のお薦め、アサリとイカのショートパスタです。ソースは薄味でパスタももちもちしていて絶品!

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せっかくのローマなので、私の大好きなプンタレッレPuntarelleも注文しました。

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こちらのレストランにはこれまで来たことがなかったのですが、大当たりでした。
2年前ぐらいに開店したらしいですが、値段も安く、お料理も美味しく、天井の高い空間からボルゴ・ピオBorgo Pioのレンガの壁が見えて素敵な雰囲気です。

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午後は春爛漫のスペイン階段に周ってみました。
その時点でパオパオのお母さんが歩き疲れてきたので、ポポロ広場から地下鉄でホテルに戻りました。

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今日のディナーもしつこく修道院です、笑。
パオパオの両親は歩き過ぎで足が痛くなり、ホテルの部屋から一歩も外に出ず、私とパオパオだけで出かけました。
今日は自家製パスタなのでしょうか、長さ10㎝ぐらいの巨大なリコッタチーズのラビオリ!
シンプルなバジリコ・トマトソースはいつ食べても飽きることがありません。
パオパオの注文したアバッキオ・ア・スコッタディートabbacchio a scottadito(ローマ風羊のグリル焼)は絶品だったそうです。

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3日目はコロッセオの日です。
こちらもテロ警戒の為のメタル感知器を通過しなければ入場できません。

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さて、前日のバチカンツアーでひどい目に遭ったので、今日のコロッセオツアーは早めに到着。
10:20からイタリア語のガイドさんと一緒に一般入場者は入ることができない地下の部分と一番高い第三レベルを見学するツアーです。30分も早くミーティングポイントに着いて待機、今日は楽勝と思っていたら、、、
ここでも予期せぬ恐ろしい事態が。。。
ツアー出発3分前になって、パオパオのお父さんがいきなりおトイレに行きたいと言い出したのです~~~(大汗)。
どうしよう?と悩みましたが、義父にお漏らしをさせるようなことはやはりできません。
、、、ということで、お父さんがトイレに行っている間に、私達4人はしっかりツアーに置いてけぼりになってしまいました。。゚(゚´Д`゚)゚。

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トイレから戻ってきたお父さんと怒り狂うパオパオをなだめながら、とりあえずコロッセオ内部に入り、私たちのツアーを探しましたが、、、
広大なコロッセオ、何百人もの観光客、、、一体どこにいるのか、さっぱりわかりません。。。
守衛さんに相談してみると、第三レベルに上がる門の前で待っていればきっと合流できるというアドバイス。
そして待つこと1時間。。。
やかんを頭に置けばお湯が沸くくらいにカッカしていたパオパオが、もう帰ろう!と叫び始めました。

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そこに現れたのは、私たちのツアーのガイドさん!
なんとか30分ぐらいは一緒に説明を聞くことができそうです。ほっ。。。

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地下を見ることはできませんでしたが、なんとか第三レベルまで登ることができました。\(^o^)/

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豆粒みたいな人々の姿が見える場所が第三レベルです。
剣闘士の説明とかとても興味深い話ばかりだったので、ツアーのほとんどをミスしてしまったのは本当に残念でした。
歴史や考古学が大好きなパオパオ、いつの日かこのツアーにまた申し込もうと燃えていましたが、、、

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一昨日~昨日の疲労が抜けないパオパオのお母さん、この後、フォロロマーノの見学も予定していたのですが、ついに歩けなくなって座り込んでしまいました。そこで予約していたレストランにさっさと直行。今日のランチはフォロロマーノから歩いて1分の広場にあるマラクーヤMaracuja(https://www.facebook.com/osteriamaracuja/)です。今日はイースターなので、ゆで卵を飾った前菜とスプマンテをサービスしてくれました♫

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こちらのお店はロブスターのパスタとか魚介が得意だと把握していましたが、今日はイースターの為、通常メニューがなく、お肉とお魚の二つのセットメニューしかないそうで、こちらはお肉のメニューです。

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お魚のメニューがこちら。
一品一品、足し算していくとセットメニューはお値打ち感はありますが、とてもこの量を食べられるとは思われません!

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メニューから1品選ぶこともできるというので、私はタコとソラマメとペコリーノチーズの前菜だけにしました。ボリュームがすごかったので、これ1品でお腹が一杯になりました。私以外の三人はラザーニェ・アル・ラグー・ビアンコ・エ・カルチョーフィLasagne al ragu` bianco e carciofi(仔牛のミートソースとカルチョーフィのラザーニャ)を頼みましたが、優しいお味でとても美味しかったそうです。

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昼食後、ホテル直行、午後はシエスタです。
昨日のディナーを食べなかったパオパオの両親もローマ最後の夜はちゃんとディナーに行きたいと燃えています。
ゆっくり休んだところで、夜のトラステヴェレに繰り出しました。
予約したレストランはダ・メオ・パタッカDa Meo Patacca(http://ristorantedameopatacca.it)です。
こちらのレストランの売りは雰囲気、明るく陽気なミュージシャンが歌を歌いながら各テーブルを周ってくれます。
自分ではまず来ないタイプのレストランなのですが、パオパオのお母さんは鼻歌をいつも歌っている人なので、こういう雰囲気はきっと気に入ってくれるだろうと予想していました。
さすがに南国ローマ、4月の半ばでも日中は半そででちょうど良く、夜でも心地よい暖かさが残る気候、私たちが案内されたテーブルは屋外のテラス席でした。レストラン内部はフォークロア調で独特の雰囲気があり、もしそちらになっていたとしても決して悪くはありませんでしたが、今夜はテラスで正解でした。

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もうさすがにパスタはパスして、セコンドだけを頼みました。
チキンのトマトソース煮込み+ポテトのオーブン焼きです。

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デザートはティラミスをパオパオをシェアしました。
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予想通り、音楽と陽気な雰囲気で、盛り上がりまくった夜になりました。
私がリクエストしたInno della Roma(ローマの応援歌)と、歌手アントネッロ・ヴェンディッティAntonello Vendittiのローマ・カポッチャRoma Capocciaも歌ってもらって感動~~~でした☆ ちなみにアントネッロ・ヴェンディッティさんはこのレストランの真向いの建物に住んでいるそうなので、自分の歌が歌われているのが聞こえたでしょうか?

楽団の人達と記念写真を撮って、パオパオの一家ご満悦です☆
色々なハプニングが起こりましたが、皆とても楽しんでくれたようです。
何年かしてこの日のことを思い出す時が来るのでしょう。。。
人はあの世にお金も家も車も持って行くことはできませんが、思い出だけは持って行くことができます。
残される人にも思い出を残していくことができます。
パオパオが少しこれから親孝行を続けてくれることを望みつつ。。。
ローマの休日終了!
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2013-09-02 15:27 | カテゴリ:viaggio・旅
ジャンル:海外情報 テーマ:イタリア生活
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今年の夏のバカンスは実に24年ぶりにサルデニアSardegna(地図の赤色の部分)へ行ってきました。
ヴェネトからだと飛行機で飛び、一昨年のシチリア旅行のように現地でレンタカーという手もあるんですが、今回はトスカーナ州の港町リヴォルノLivornoまで車で行き、フェリーで車ごとオルビアOlbiaまで渡るプラン。パオパオにとっては初めてのサルデニアです!

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通常、私達のバカンスは「周遊型」であちこちの町に移動しながら違う宿に泊まるケースが多いのですが、今回は一か所の宿に一週間泊まり続けるという変則パターン。なぜかというと、みのむしのおじいちゃん・おばあちゃんはもともとサルデニアの出身。今は亡き二人は秋~春まではローマで暮らし、6~9月は渡り鳥のように故郷サルデニアの海の家で暮らしていました。今年のバカンスは安いバジェットで済ませる為にサルデニアの海の家を1週間借りることにしたんです。まったくのただ、ではあまりにも虫がいいので、電気・ガス・水道やお掃除代などの実費にプラスαを払いましたが、現地で合流するパオパオの妹家族と折半なので例年に比べるとかなりの節約です。海の家はサッサリSassariというサルデニア第2の都市から車で北に約30分。同じ北海岸でも超高級リゾート地のエメラルド海岸Costa Smeraldaとは大違いの素朴な地域です。

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フェリーの出航時刻は夜の23:50、車で乗り込む乗客のチェックインはその90分前までです。
フェリーの食事は高くてまずいだろうから、船に乗る前にリヴォルノで腹ごしらえです。リヴォルノはしょぼい港町という風情で、これといった見どころはありませんが町の真ん中にお堀があり、カヌーの練習風景が見られました。

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お堀の近くにあるトラットリア、Al Giro di Boa(Scali delle Cantine, 90 Livorno)でディナーをとることにしました。私のオーダーは贅沢なほどにふりかけられたウニとボンゴレのパスタです。どうみてもパスタと具の比率があっていません。贅沢な文句ですが、もう少し繊細な味の方がよかったんでは?という感想。

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リヴォルノの名物料理はリヴォルノ風カチュッコCacciucco alla Livornese、魚のスープです。
こちらは残念なことにとっても塩辛かったんです。。。
たまたまこちらのお店がこういう味付けなのか、はたまたリヴォルノの人達の味覚がこうなのか、わかりませんが。。。魚のスープは今では私の得意料理のひとつ、パオパオも「君のスープの方が何百倍もうまいね」と驚きをかくせませんでした。大量にお残ししたので、お店の人も気遣ってくれたのですが、本当のことは言えずお店を出ました。

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私達を運んでくれるフェリーはMoby。Looney Tonesとキャラクター契約をしているので、船体や船の内装にBugs BunnyやTweetyなどのイラストが描かれています。

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船には個別のキャビン船室があり、ほとんどの乗客はベッドで横になっての移動ですが、私達は行きは節約して椅子Poltronaだけを予約しました。私達のようなビンボー組はこのように床で寝ていくことになります。

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背中が痛くて目が覚めると、窓ガラス越しに朝日が昇り始めていました。

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オルビア港から約2時間、懐かしいおじいちゃん・おばあちゃんの海の家に到着です。
家の壁にはブーゲンビリアが蔦っていて、24年前とほとんど変わっていません。
寝室が5部屋、バストイレが3つ、リビングが2つ、キッチンが1つ、ですが、1960年代に建てられた物件なので、家のあちこちにガタがきています。

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ベッドルームもこのとおり、いたってシンプル。ホテルとは違って何もありません。

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海側に面した庭です。白いベンチによく腰掛けて海を見ていたおじいちゃん・おばあちゃんの姿が思い浮かんできました。

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ベッドルームの窓からは水平線だけ。時折、沖に船が通るのが見えます。
波の音のせいで、眠気が押し寄せてきます。

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とりあえず到着日、あまり遠出をせずにリラックスということで、13キロ先にある海辺の町カステルサルドCastelsardoに出かけることにしました。サルデニアのガイドブックには必ずと言っていいほど登場する風光明媚な町です。カステルサルドという名前を訳せば、サルデニアの城。町のてっぺんには古いお城の跡があります。

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町に行く途中にあるRoccia Elefante(象の岩)です。

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カステルサルドの主な産業はサンゴ、町のあちこちにサンゴのアクセサリーを売る店が見かけられます。
東洋人が好む真紅のサンゴも驚くほど安い値段で手に入ります。

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もう一つの名産はカステルサルド編みの籠製品。
古くから伝わる伝統工芸で、城壁の中にある編み籠のミュージアムMuseo dell'Intreccio Mediterraneoにも行ってみました。

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人気のない路地裏も雰囲気がある町です。

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町のてっぺんにあるお城まで上ると地中海ブルーとカモメ。

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オレンジ色の屋根に夕焼けがかかり始めた頃、お腹が空いてきました。
表通りの目立つ店を避けて、裏通りの目立たないピッツェリアに入ることにしました。

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お店の名前はマリア・ジュゼッパLa Trattoria Da Maria Giuseppa(Via Colombo, 6 Castelsardo)、早い・安い・美味い、三拍子そろったお店でした。写真は紫玉ねぎ・スパイシーサラミ・卵という組み合わせ。ピッツァの焼き方に関しては今回サルデニアの旅で食べた中では文句なくナンバーワンでした(他のところもレベル高かったんですが)!後ろに見えるビールはサルデニアのビール、イクヌーザIchnusa、今回の旅でずっとおつきあいしました。

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ピッツェリアを出ると夜の闇に浮かんでいたカステルサルドの町。
ずっと見ていても飽きない景観でした。

サルデニアの旅は続きます・・・。
2013-05-11 22:54 | カテゴリ:figlio・みのむし
ジャンル:海外情報 テーマ:イタリア生活
大変大変、ご無沙汰しました~。
最後のブログから早1年以上経過してしまい、このままブログ閉鎖かなぁと本人も思っていたところ、先日始めてお会いした方から、「ブログ読んでましたよ、みのむし君はその後お元気ですか?」と言われビックリ!さらに驚いたことにグーグルで「みのむし 成虫」を画像検索すると、我が家のみのむしの写真がぼろぼろ出てくる!・・・これは怖い。悪いことは書けないと思いました。
(注:今までのブログを読んでいない方へ ここで言う「みのむし」というのは愚息のことです。)

さて、その後のみのむし、異常な人生を送っています。
一昨年の夏就職したN社に相変わらず勤めていますが、去年からロンドンの経済大学で金融のマスターコース(2年)を始めた為、会社が終わると夜は大学へ。さらに土日はファイナンシャル・アナリストの資格試験講座を受講中。人間ここまで変わるのか?と思うぐらいの超がり勉君になってしまいました。
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高校の最終学年までまったく勉強しなかったみのむし、本当にサッカーとカードゲームに明け暮れた人生でした。我が家の教育方針として、勉強を強制しない、落第しない程度に頑張る、最小限の努力で最大限の結果を狙う、というのを実行していました。でも今の異常な生活パターンが実行できるのもみのむしを尻にしくガールフレンドのエミリーちゃんがそばにいないから。エミリーちゃんは去年から愛媛県の小学校で英語の先生をしていて、遠距離交際なのです。
(エミリーちゃん曰く、「愛媛県の水道からミカンジュースが出るというのは本当」だそう。)

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エミリーちゃんがいなくなった代わりにアパートに転がり込んできたのが、イタリア人の友人シモーネ。今年24歳になるのに高校卒業以来アルバイトもしたことがないという無職歴を誇ります。職業難のイタリアからロンドンに出れば何か見つかるかも?と思ったところでやる気がなければ何も見つからないのは当たり前。一日中部屋から出ないでオンラインのゲームにはまっているそうなんです(イタリア版ひきこもりってやつですね)。みのむしが会社から帰るまでスーパーに買い物にも出ず、お腹を空かしているシモーネにみのむしが餌を作るという構図。そう、みのに寄生虫がとりついてしまいました。あまり情けをかけても本人の為にならないと思うんですが、気の弱いみのむしはなかなか寄生虫を追い出すことができずにいます。寄生虫に取りつかれてすでに8か月経過、なにかいい駆除方法がないか模索中です。
ではまた!



2012-02-16 13:50 | カテゴリ:cucina・クッキング
ジャンル:海外情報 テーマ:イタリア生活
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とっても寒い今冬のイタリア
暖をとる為、夕飯にはミネストローネ、ブロード(コンソメスープ)、野菜のポタージュ、オニオンスープ・・・などなどスープをほぼ毎晩作っていますが(パオパオは残念なことにみそ汁が苦手)、さすがにスープ料理のネタがそろそろ切れてきました。
数年前に通ったことがあるお料理教室の先生が今週ちょうど『Zuppa di Pesce 魚のスープ』をテーマにレッスンをされると聞いて、顔を出してみました。

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参加者は私も入れて5人。全員女性です。でもたまに男性の生徒さんが来ていることもあります。今日の顔ぶれは先生の教室に通い始めて10年というベテラン2人(10年も通い続けたらいい加減に腕が上がるのでは?と思いますが・・・一人はお医者さん、もう一人は弁護士さんだそう)、食べるのが専門で包丁は握ったことがないという中年独身女性、主婦業30年のシニョーラという顔ぶれです。

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アリーチ(いわし)です。6品の魚のスープを作るという課題のもとに、まずはひたすらお魚をきれいにするという根気のいる仕事から始めます。指が血まみれになりますが、骨を取り除く作業は意外とストレス解消になります。

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この貫禄のある方が先生です。今まであちこちの料理教室やレストランを見てみましたが、魚のさばきはやっぱり日本人の方が上です。

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一品目:Zuppa di scampi al limone スカンピえびとレモン風味のスープ

これは絶対に家で再現すると心に誓いました!
デリケートでありながらエビのだしがしっかりきいていて、レモングラス、レモンのピール、小ネギ、ペペロンチーノ(ほとんど感じない程度)の風味のスープに少しだけ火を通したとっても甘いスカンピを最後に加えて完成です。試食一品目でお腹が空いていたこともあり、めちゃめちゃな美味しさ。文句なく100点!

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二品目:Zuppa di cappesante co maltagliati ll'aneto ホタテのスープとディルのマルタリアーティ・パスタ

このホタテのスープも大変デリケートで90点以上あげたいところです。マルタリアーティというのは不規則にカットしている不揃いなパスタのことです。写真ではよくわかりませんが先生がパスタ生地のなかにディルを練り込んで押し花のようなきれいなパスタができました。

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三品目:Zuppa rossa di pesce イワシのスープ、これはトマトソース味です。
安い魚でこんなにおいしいスープができるのね~、と一同感嘆。
イタリアは日本よりお魚が高いのでありがたい一品です。

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アンコウ、ぶさいくです。
イタリア語ではラーナ・ペスカトリーチェRana Pescatrice、またはコーダ・ディ・ロスポCoda di Rospoと言います。

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先生はお料理教室の他にパーティやイベントのケータリング・サービスもされているので朝晩毎日大忙しです。
日曜祭日もクリスマス/正月も働きづめで疲れる仕事だそうですが、とにかく食べることが大好き!というのがエネルギー源だそう。

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四品目:Zuppa di Granciporri 蟹のスープ

これぞイタリアのシーフードスープの味!という味でした。
文句なくウマイです!

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五品目:Tartare di spigola con fumetto di pesce al finocchietto selvatico スズキのタルタル、フェンネル風味の魚のスープ

細かくきざんだ刺身状のスズキを茶碗に入れておいて熱々のスープをかけて火を通すものです。
これもデリケートで美味しかったんですが、この辺からお腹がいっぱいになってきました。。。

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六品目:Zuppa di rana pescatrice e funghi porcini アンコウとポルチーニ茸のスープ

最後のスープです。
海の幸と山の幸を組み合わせた一品。
ポルチーニ茸は乾燥のものを水でもどして使いました。好みにもよるのでしょうが、せっかくのアンコウの風味がボルチーニに消されてしまった気がしました。
なにより、もう満腹状態でお料理をちゃんと味わえる状態ではなかったんです。お残ししてしまいました(←他のみなさんも)・・・ごめんなさい先生。

レシピーを忘れないうちに明日はお魚市場に行きますよ~。

2011-10-06 21:06 | カテゴリ:viaggio・旅
ジャンル:海外情報 テーマ:イタリア生活
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シチリアの旅、混沌とする都市パレルモをあとにして、一路、南へ。
古代ギリシャ植民地の遺跡が残るアグリジェントへ到着しました。
宿泊先のコッレ・ヴェルデ・パークのテラスからは遠くに海と神殿が見えます!
ネット予約で朝食付き68ユーロ、お庭にプールこそありませんが避暑地にきているという雰囲気があるし、遺跡地区からもすぐなので、ここも◎のホテルでした。まだまだ照りつける太陽が強い8月末、日陰のない遺跡地区を日中に見学するのは自殺行為と判断し、涼しい夕暮れから夜にかけての神殿見学を申し込みました。

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見学まで時間があるので、アグリジェント郊外に足を伸ばすことに。
車で20分ぐらい走ると真っ白い崖と砂浜が美しいスカラ・デイ・トゥルキ Scala dei Turchiという景勝地が見えてきます。

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ここの素晴らしいところは、こんなに美しい眺めのわりに人出が少ないこと!超穴場です!
イタリアの海水浴場にありがちなパラソルとかチェアーを強制的に貸し出すという商売とも無縁!
みんな、気ままにゴロゴロ寝そべっています。

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『白いおじさん達』に遭遇しました。
石灰の成分が皮膚にいいんだそうです。体中に塗りたくっていました。
このおじさん達は翌日行く予定のラグーサから遊びに来ていて、『ラグーサとシラクーサの間にある自然保護地区の海もきれいだから行ってごらん!』とおすすめされました。

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さて、夕暮れ時。
真っ赤な夕日と共に神殿見学開始です。

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だんだん日が沈んでいきます。
この時間帯にして大正解でした。

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夜の闇が降りました。
遺跡地区内でたまたま彫刻展が同時開催されていたので、ますます幻想的な雰囲気です。

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晩ご飯は貧乏症の我々には珍しくホテルのレストランでとりました。
こちらはパオパオのシチリア風アンティパストです。モンレアーレでもパレルモでも食べたカポナータがやっぱりここにも登場です。

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私のアンティパストはゆでダコをシンプルにオリーブオイルとレモンで。

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プリモ・ピアットです。トマトソースにピスタチオを加えるだけで、う~ん、シチリアって食感になるんですね~。
これは簡単に家庭でも真似ができそうです。

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パオパオは炭水化物を食べ過ぎるとすぐお腹が出てくるので、パスタは我慢してお魚のグリルを頼みました。

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でもパオパオ、いくらダイエットを目指しても、所詮ドルチェには弱い。カロリーが高そうなカンノーロ・シチリアーノCannolo Sicilianoをバクバク。濃厚なリコッタチーズが入っています。

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私のドルチェはスフォルマート・ディ・トッローネSformato di Torrone。ナッツの入ったヌガーを砕いて生クリームと混ぜて冷たくして作るんだと思いますが、こちらも美味です。テーブルからはさきほど見学したばかりの神殿が闇に浮かび上がって見えて、ロケーションを考えると高くない食事だったでしょうか。

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翌朝、アグリジェントを出発し、世界遺産に指定されているヴィラのあるピアッツァ・アルメリーナへ。ヴィラにはローマ時代のモザイクが多く残されているんですが(半分ぐらいはまだ修復中で、その為、10ユーロの入場料が半額5ユーロになっていました)、私が見たかったのがこの『ビキニの女の子達』のモザイクです。

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どことなくユーモラスな女の子達。ダンベルを持っている子もいれば、バレーボールみたいな球技をしている子達もいるし・・・。スポーツ、そしてビキニ、現代に通じるものがあります。

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車でさらに東に向かいます。シチリアの典型的な風景です。土地のほとんどが丘になっていて、平野の部分はほとんどありません。

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シチリアで一番目にする木々といえば、このフィーコ・ディンディアFico d'Indiaというサボテンです。
2月のバルセロナ旅行でも見かけましたし、地中海に生息している典型的な植物といえるでしょう。

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フィーコFicoという言葉はイチジクを意味するのですが、普通のイチジクと違い、実の中はつぶつぶがあって、食感はザクロのようです。

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次の町は陶器の町カルタジローネです。
町の真ん中にすべての石段に陶器を飾った階段があります。

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バロック建築の美しい町、ラグーサにやってきました。
近郊のモディカ、ノートなどといった町とともに世界遺産に指定されていますが、まるで空中に浮いているような、本当に美しい丘の風景でした。
でも風景に見とれているうちに車に戻ってきたら・・・な、なんと!駐車違反のキップが!
思わず興奮するパオパオ。しっかし、通りがかりのおばさまが『罰金すぐ払うと1ユーロ50セントですむのよ。』と教えてくれ、親切にも私たちを駐車違反管轄オフィスまで連れて行って下さったんです。罰金50~60ユーロはぶっ飛ぶと覚悟していたんですが、優しいおばさまの出現に助けられました!グラツィエ~。

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ラグーサから約15分、宿泊地のモディカの風景です。

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モディカはチョコレートの産地だそうで、町のあちこちにチョコレート屋さんがあります。
一番の有名店はここ、アンティカ・ドルチェリア・ボナユートAntica Dolceria Bonajuto(www.bonajuto.it)というところ。モディカのチョコはアステカ風チョコと呼ばれ、ミルキーでとろとろするタイプでなく、カカオの風味で勝負するもので、口に入れた時にざらざらする感じです。ペペロンチーノ味とオレンジ味を購入しました。

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ホテルから見たモディカの夜景は、町中に蛍が飛んでいるような風景でした。

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晩ご飯はまたしてもB級グルメ路線に戻ります。
町の大通りに面した『オステリア・ダ・サポーリ・ペルドゥーティOsteria da Sapori Perduti=失われた味の食堂』というところです。

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私のアンティパスト(この二皿で"一人前")ですが、もうこれだけでお腹がいっぱいになってしまいました。
プリモは手加減して『半人前の量で』と頼んだんですが、やってきたお皿はしっかり山盛りになっていて、食べきれませんでした。お勘定をみたら、ちゃんと半人前の値段になっていましたが・・・。恐るべし、イタリア人の腹。
たらふく食べて飲んで二人で35ユーロぽっきり。

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私たちのテーブルの隣でなぜか手作りの笛を売っているおじいさんがいました。
もう80歳はとうに超えているようなお年です。
おじいさんの吹く笛、全然音程が合っていないんですが、1本思い出に購入しました。
このおじいさんに会うことはこれから先もうないのかもしれません。パレルモのバス停で声をかけられたおばさんもラグーサの駐車場で助けてくれたおばさんも、みんな、旅先で一瞬出会って別れる人たちですが、記憶の中にいつまでも残り続けると思います。

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翌朝、ラグーサからシラクーサに行く途中、スカラ・デイ・トゥルキで会った『白いおじさん』達が薦めてくれた自然保護地区の海岸に立ち寄りました。おじさん達が言っていたように透明な海、小魚(写真左の黒っぽい部分)が足下を泳いでいましたが、パオパオ曰く、スカラ・デイ・トゥルキの方がきれいだったとのこと。(同感)

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シラクーサの広場です。
ここも昔の古代遺跡があるのですが、神殿も古代劇場もまだまだ見る予定があるので、あえて遺跡には行かず町をぶらぶら散策しました。

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シラクーサのお土産屋さんで店番をしていたワンちゃん

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こちらのお店は陶器で作ったお魚が専門。
Via CavourにあるFish House Artというお店(www.fishhouseart.it)。
私もものすごくよく出来ているイワシを1本、買いました。

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お店のお兄さん、大変フレンドリーな人でした。
シチリア人は皆、初対面でお友達になれてしまうノリです。

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車は北に進路を代えて走ります。
目指すはエトナ山です。
では次回、シチリアの旅も完結編です!