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2011-11-01 15:21 | カテゴリ:spettacolo・エンターテイメント
ジャンル:海外情報 テーマ:イタリア生活
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先日ヴェネトにいらっしゃった東京のS夫妻。
オペラがとてもお好きでヴェネツィアに滞在中にフェニーチェ劇場やマリブラン劇場でのコンサートに数日、通われていたのですが、帰国便の関係でマリブラン劇場の公演を二重予約なされたとのこと。払い戻しが効かない為、行けなくなった日の切符を惜しげもなく私に譲って下さいました。この場を借りて、S様に心よりお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました!

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マリブラン劇場の入り口です。
豪華絢爛なフェニーチェ劇場に比べると、かなり簡素な、老朽さを感じさせる劇場です。
マチネー(午後の公演)なので、イブニングドレスなどを来ている人もなく、気さくに入れる環境は私にとっても楽でした。

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演目は、『オペラ』ではなく、ヘンデル作曲のバロックコンサートです。
タイトルの『Acis and Galatea イタリア語だとアーチ エ ガラテーア』はセレナータ(ドラマティックカンタータ)で、お話はギリシャ神話のアーキスとガラテイアを題材にしているそうです。

polyphemus.gif

ウィキペディアで調べてみると:
ガラテイアは海神ネーレウスの娘ネーレーイデスの1人。オウィディウスの『変身物語』によれば、ガラテイアはシチリア島で川のニュンペーの息子である青年アーキスと恋に落ちた。しかし、かねてよりガラテイアを恋慕していたキュクロープスのポリュペーモスがこれに嫉妬し、巨石を投げつけたポリュペーモスによってアーキスは殺される。死んだアーキスの血はエトナ山のそばを流れる川となった。

他の資料をみると、アーチは16歳の美男子で羊飼いとあり、恐らくガラテーアの方が年上だったんでしょうか。
さらに、アッピアノスは『イリュリア戦争』において、ガラテイアはポリュペーモスの子を産み、その息子たちはケルトス、イリュリオス、ガラースと名付けられ、それぞれケルト人、イリュリア人、ガラティア人の祖となったとしている。。。へええ。三角関係の末、愛する少年は石があたって殺され、殺した相手の子を産む・・・ギリシャ神話ってとてもゴシップ的要素がありますね。

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劇場の中です。天井の正面に小さく見える肖像画はこの劇場の名前となっているマリア・マリブラン、19世紀に活躍したメッゾ・ソプラノの歌手です。

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ギリシャ悲劇を題材にしたあらすじですが、幕が開いてみると・・・コスチュームや演出はかなりモダンになっていました。パンフをみると勅使河原三郎さんが演出/コスチュームの担当のようです。

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主役の二人、アーチとガラテーアです。
二人ともとても素晴らしい歌声で、特にガラテーア役の人が歌っている時は自分が天使になって天空を飛び回っているような感覚を覚えました。 私の両隣のおじさん達はあまりの心地よさに居眠りしていました。退屈だから居眠りしていたのではなく、歌声で麻酔にかけられたようになり眠りに落とされたというのが正しいでしょう。

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ブラボー!の歓声におくられて1時間40分のコンサートが終了しました。
芸術の秋です。再来週はパドヴァで坂本龍一さんのコンサートに行きますよ~。


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