2011-10-06 21:06 | カテゴリ:viaggio・旅
ジャンル:海外情報 テーマ:イタリア生活
sicily085

シチリアの旅、混沌とする都市パレルモをあとにして、一路、南へ。
古代ギリシャ植民地の遺跡が残るアグリジェントへ到着しました。
宿泊先のコッレ・ヴェルデ・パークのテラスからは遠くに海と神殿が見えます!
ネット予約で朝食付き68ユーロ、お庭にプールこそありませんが避暑地にきているという雰囲気があるし、遺跡地区からもすぐなので、ここも◎のホテルでした。まだまだ照りつける太陽が強い8月末、日陰のない遺跡地区を日中に見学するのは自殺行為と判断し、涼しい夕暮れから夜にかけての神殿見学を申し込みました。

sicily005

見学まで時間があるので、アグリジェント郊外に足を伸ばすことに。
車で20分ぐらい走ると真っ白い崖と砂浜が美しいスカラ・デイ・トゥルキ Scala dei Turchiという景勝地が見えてきます。

sicily006

ここの素晴らしいところは、こんなに美しい眺めのわりに人出が少ないこと!超穴場です!
イタリアの海水浴場にありがちなパラソルとかチェアーを強制的に貸し出すという商売とも無縁!
みんな、気ままにゴロゴロ寝そべっています。

sicily014

『白いおじさん達』に遭遇しました。
石灰の成分が皮膚にいいんだそうです。体中に塗りたくっていました。
このおじさん達は翌日行く予定のラグーサから遊びに来ていて、『ラグーサとシラクーサの間にある自然保護地区の海もきれいだから行ってごらん!』とおすすめされました。

sicily044

さて、夕暮れ時。
真っ赤な夕日と共に神殿見学開始です。

sicily061

だんだん日が沈んでいきます。
この時間帯にして大正解でした。

sicily072

夜の闇が降りました。
遺跡地区内でたまたま彫刻展が同時開催されていたので、ますます幻想的な雰囲気です。

sicily077

晩ご飯は貧乏症の我々には珍しくホテルのレストランでとりました。
こちらはパオパオのシチリア風アンティパストです。モンレアーレでもパレルモでも食べたカポナータがやっぱりここにも登場です。

sicily078

私のアンティパストはゆでダコをシンプルにオリーブオイルとレモンで。

sicily080

プリモ・ピアットです。トマトソースにピスタチオを加えるだけで、う~ん、シチリアって食感になるんですね~。
これは簡単に家庭でも真似ができそうです。

sicily079

パオパオは炭水化物を食べ過ぎるとすぐお腹が出てくるので、パスタは我慢してお魚のグリルを頼みました。

sicily081

でもパオパオ、いくらダイエットを目指しても、所詮ドルチェには弱い。カロリーが高そうなカンノーロ・シチリアーノCannolo Sicilianoをバクバク。濃厚なリコッタチーズが入っています。

sicily082

私のドルチェはスフォルマート・ディ・トッローネSformato di Torrone。ナッツの入ったヌガーを砕いて生クリームと混ぜて冷たくして作るんだと思いますが、こちらも美味です。テーブルからはさきほど見学したばかりの神殿が闇に浮かび上がって見えて、ロケーションを考えると高くない食事だったでしょうか。

sicily097

翌朝、アグリジェントを出発し、世界遺産に指定されているヴィラのあるピアッツァ・アルメリーナへ。ヴィラにはローマ時代のモザイクが多く残されているんですが(半分ぐらいはまだ修復中で、その為、10ユーロの入場料が半額5ユーロになっていました)、私が見たかったのがこの『ビキニの女の子達』のモザイクです。

sicily099

どことなくユーモラスな女の子達。ダンベルを持っている子もいれば、バレーボールみたいな球技をしている子達もいるし・・・。スポーツ、そしてビキニ、現代に通じるものがあります。

sicily089

車でさらに東に向かいます。シチリアの典型的な風景です。土地のほとんどが丘になっていて、平野の部分はほとんどありません。

sicily090

シチリアで一番目にする木々といえば、このフィーコ・ディンディアFico d'Indiaというサボテンです。
2月のバルセロナ旅行でも見かけましたし、地中海に生息している典型的な植物といえるでしょう。

sicily110

フィーコFicoという言葉はイチジクを意味するのですが、普通のイチジクと違い、実の中はつぶつぶがあって、食感はザクロのようです。

sicily117

次の町は陶器の町カルタジローネです。
町の真ん中にすべての石段に陶器を飾った階段があります。

sicily139

バロック建築の美しい町、ラグーサにやってきました。
近郊のモディカ、ノートなどといった町とともに世界遺産に指定されていますが、まるで空中に浮いているような、本当に美しい丘の風景でした。
でも風景に見とれているうちに車に戻ってきたら・・・な、なんと!駐車違反のキップが!
思わず興奮するパオパオ。しっかし、通りがかりのおばさまが『罰金すぐ払うと1ユーロ50セントですむのよ。』と教えてくれ、親切にも私たちを駐車違反管轄オフィスまで連れて行って下さったんです。罰金50~60ユーロはぶっ飛ぶと覚悟していたんですが、優しいおばさまの出現に助けられました!グラツィエ~。

sicily155

ラグーサから約15分、宿泊地のモディカの風景です。

sicily159

モディカはチョコレートの産地だそうで、町のあちこちにチョコレート屋さんがあります。
一番の有名店はここ、アンティカ・ドルチェリア・ボナユートAntica Dolceria Bonajuto(www.bonajuto.it)というところ。モディカのチョコはアステカ風チョコと呼ばれ、ミルキーでとろとろするタイプでなく、カカオの風味で勝負するもので、口に入れた時にざらざらする感じです。ペペロンチーノ味とオレンジ味を購入しました。

sicily166

ホテルから見たモディカの夜景は、町中に蛍が飛んでいるような風景でした。

sicily178

晩ご飯はまたしてもB級グルメ路線に戻ります。
町の大通りに面した『オステリア・ダ・サポーリ・ペルドゥーティOsteria da Sapori Perduti=失われた味の食堂』というところです。

sicily167

私のアンティパスト(この二皿で"一人前")ですが、もうこれだけでお腹がいっぱいになってしまいました。
プリモは手加減して『半人前の量で』と頼んだんですが、やってきたお皿はしっかり山盛りになっていて、食べきれませんでした。お勘定をみたら、ちゃんと半人前の値段になっていましたが・・・。恐るべし、イタリア人の腹。
たらふく食べて飲んで二人で35ユーロぽっきり。

sicily175

私たちのテーブルの隣でなぜか手作りの笛を売っているおじいさんがいました。
もう80歳はとうに超えているようなお年です。
おじいさんの吹く笛、全然音程が合っていないんですが、1本思い出に購入しました。
このおじいさんに会うことはこれから先もうないのかもしれません。パレルモのバス停で声をかけられたおばさんもラグーサの駐車場で助けてくれたおばさんも、みんな、旅先で一瞬出会って別れる人たちですが、記憶の中にいつまでも残り続けると思います。

sicily184

翌朝、ラグーサからシラクーサに行く途中、スカラ・デイ・トゥルキで会った『白いおじさん』達が薦めてくれた自然保護地区の海岸に立ち寄りました。おじさん達が言っていたように透明な海、小魚(写真左の黒っぽい部分)が足下を泳いでいましたが、パオパオ曰く、スカラ・デイ・トゥルキの方がきれいだったとのこと。(同感)

sicily196

シラクーサの広場です。
ここも昔の古代遺跡があるのですが、神殿も古代劇場もまだまだ見る予定があるので、あえて遺跡には行かず町をぶらぶら散策しました。

sicily202

シラクーサのお土産屋さんで店番をしていたワンちゃん

sicily188

こちらのお店は陶器で作ったお魚が専門。
Via CavourにあるFish House Artというお店(www.fishhouseart.it)。
私もものすごくよく出来ているイワシを1本、買いました。

sicily190

お店のお兄さん、大変フレンドリーな人でした。
シチリア人は皆、初対面でお友達になれてしまうノリです。

sicily205

車は北に進路を代えて走ります。
目指すはエトナ山です。
では次回、シチリアの旅も完結編です!

スポンサーサイト
秘密

トラックバックURL
→http://vacanzaitaliana.blog95.fc2.com/tb.php/31-62d99766